QtとQMLを使用してウィンドウの位置とサイズを制御する

この記事では、QtとQMLを使用して、メインウィンドウの位置とサイズを操作する方法を紹介します。
 

サブウィンドウのQMLファイル

まず、メインウィンドウの表示位置とサイズを制御するためのボタンを配置したSubWindow.qmlを作成します。以下にそのコードを示します。
重要なポイントは、次の部分です。
ここではmainWindowのパラメータを取得しています。mainWindowは後ほどmain.cppでQMLに公開します。

メインウィンドウのQML

次に、Main.qmlを作成します。これがメインウィンドウのQMLとなります。
以下が注目すべきポイントです。
上記のコードにより、メインウィンドウはタイトルバーが非表示になり、また常に最前面に表示されるように設定されます。
これによりメインウィンドウ上でマウスカーソルが表示されなくなります。
上記コードで先ほど作成したSubWindow.qmlを登録しています。また、サブウィンドウが非表示になったタイミングで、メインウィンドウをタイトルバーを非表示にし、最前面に表示するようにしています。
最後に、ショートカットキーを設定しています。Ctrl+,を押すとサブウィンドウが表示されるように設定しています。
以上がウィンドウの位置とサイズを操作するための主な設定です。これらを活用すれば、QtとQMLを用いて柔軟なウィンドウ操作が可能になります。

メイン関数

main.cppでスクリーンサイズを取得し、それとメインウィンドウをQMLに公開する方法を紹介します。以下にそのコードを示します。
以下にこのコードの主要な部分を紹介します。
ここではスクリーンのサイズをQMLに公開しています。これにより、QMLの任意の場所でスクリーンサイズにアクセスすることが可能になります。
ここではメインウィンドウオブジェクトをQML側で使用できるように公開しています。これにより、QMLから直接メインウィンドウオブジェクトにアクセスし、それを制御することが可能になります。
これらの手法を用いることで、C++のコードとQMLを効果的に連携させることができます。これにより、QtとQMLを使用したアプリケーションの開発がより柔軟かつ効率的になります。